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センター紹介


センター設立の背景


開発途上国では、食料不足、農業生産の低迷、貧困、環境破壊、家畜感染症など農学領域に関連した多くの問題が未だに解決されないまま残されており、これらが国際的な課題になっています。このような課題を解決するには、社会経済的影響、自然の有効利用、自然環境との調和などに配慮した適正な農業技術の開発とともに、問題解決に当たる開発途上国の人材育成が重要です。近年、これらの問題の解決ならびに人づくり教育に対する国際協力の必要性が高まり、我が国も積極的に国際貢献を行うことが求められてきました。

文部省(現、「文部科学省」)は、このような背景を踏まえ、時代に即応した国際教育協力の在り方に関する懇談会を設置し、1996年6月の報告の中で、増大する国際教育協力への要請に対する我が国の積極的な国際貢献の重要性、大学をはじめとする教育機関の重要な任務としての教育協力の位置づけ、効果的な教育協力の推進のための事業間・機関間の連携、教育機関による主体的組織的対応の重要性など、国際教育協力に関連する新たな政策を表明しました。

この政策実現の一環として,農学国際教育協力研究センターは、文部省の指導のもとに、農学領域の開発問題を実践的に解決する人づくり協力をリードする拠点として機能することを目的に、1999年4月、名古屋大学に設立されました。

当センターは、我が国の農学系大学をはじめとする教育研究機関の知力を結集し、学際分野の学問を統合して開発途上国における農学領域の諸問題の解決に貢献するとともに、国内外の人材を育成することが重要であるという考え方に立って活動を行っています。