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研究活動

ガボン国における森林資源と在来果実の利用実態に関する研究(2009年〜)

アフリカ中央部から東西に流れるコンゴ河の流域は、アマゾンに次ぐ面積の熱帯雨林が広がっており、絶滅危惧種を含む植物(約1万種)、鳥類(約1千種)、ゴリラなどの動物(約400種)が生息する生物多様性に富んだ地域です。周辺地域に居住する人々が生計を立てるために欠かせないこの熱帯雨林は、近年、急激に減少しており、その要因として人口増加に伴う農地拡大、違法伐採、内戦などが挙げられていますが、実態調査に基づいた報告はなされていません。この熱帯雨林の減少に対しては、周辺国のみならず、国際社会からも強い懸念が示されており、2008年5月に横浜で開催された第4回アフリカ開発会議(TICAD. IV)においても、ノーベル平和賞受賞者であるワンガリ・マータイ女史が、福田康夫前首相に対して同問題に対する協力・支援を求め、この結果日本政府は、コンゴ河流域の森林保全に関する支援に着手する意向を示しています。
ガボン国は、コンゴ河流域諸国の中で最も高い森林率(約85%)と生物多様性を誇る一方で、熱帯雨林の急速な減少が最も懸念されている国の一つであり、保全を含む適切な管理に向けた対策が必要とされています。しかし、これまでに同国の森林資源利用の実態や熱帯雨林減少の要因・メカニズムは明らかになっておらず、対策を講じるための基本的なデータが存在しません。日本政府を含む国際社会がコンゴ河流域の森林保全に関する活動を開始しようとしている今、今後の支援方針や森林保全の方策を見出すためにも、森林資源利用の実態やその経済効果を把握することは急務です。
そこで本研究では、ガボン国を事例として取り上げ、地域住民による森林資源利用の実態及びその経済効果を明らかにし、コンゴ河流域の熱帯雨林保全に対する政策提言につなげることを目的としています。

木材が搬出される様子

木材が搬出される様子

測量調査の様子

参考資料(PDF)

  1. 2009年度の調査・研究報告 (418KB)
  2. Livelihoods based Illegal Harvesting of Indigenous Fruit Species, and Opportunities for their Sustainable Management in the Ivindo National Park, North East of Gabon
    (XXIII IUFRO World Congress 2010)
    (106KB)