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研究活動

カンボジア国 伝統産業の復興による農産物加工技術振興プロジェクト
(JICA草の根技術協力事業 2010年12月〜2013年12月)

ICCAEでは2008年〜2010年にかけて、科学研究費補助金により、カンボジアにおいて消滅の危機に瀕している伝統的な農産物加工品「米蒸留酒」の品質向上・商品化・高付加価値販売による酒造農家の赤字経営改善という実践的研究(「過去の研究」参照)に取り組んできました。また、文部科学省「国際協力イニシアティブ」教育協力拠点形成事業(「過去の研究」参照)を通じて、上記の実践をカンボジア王立農業大学(RUA)とともに実施することで、同大学に“現場での実践を通じた自国農業の問題解決に資する実践的研究・教育体制”を導入し、人材育成を行ってきました。これら2つの事業成果を活用し、人材育成を行ったRUAをカウンターパートとして、見いだされた高品質の米蒸留酒を製造する技法を他の酒造農家に普及することで、カンボジア国タケオ州の対象地域における生計向上と伝統産業を活性化による地域開発や産業の活性化を目指しています。
これまでの活動により、伝統的な米蒸留酒「Sraa Takeo(スラ・タケオ)」が2011年より、これを用いて製造した果実酒「Tamarind Liqueur(タマリンド・リキュール)」が2012年より、それぞれ首都プノンペンおよびシェムリアップ市内のホテル、レストラン、土産物屋、富裕層を対象としたスーパーマーケット等において販売されており、世界遺産アンコールワットがあるシェムリアップの空港内においても2012年4月より販売しています。これらの商品は、2012年10月12日に、カンボジア国における一村一品製品として認定されるに至りました。また同月には、アセアンセンターが主催した「アジア食品展」にカンボジア産商品の代表としての出展を果たし、多くの日本企業に対して商品・事業を紹介できました。

Sraa Takeo(スラータケオ)

2011年より販売を開始した
「Sraa Takeo(スラータケオ)」
アルコール度数:
グリーンラベル25度、ブラックラベル40度

2012年より販売を開始した、タマリンドの果実酒

2012年より販売を開始した、タマリンドの果実酒

プロジェクトの概要

対象地域

カンボジア国タケオ州の2郡(トレアン、トラムコック)の6コミューン
(Prey Sloek、Pranbei Mom、Popel, Leay Bour、Cheng Tong、Roneam)

受益者層(ターゲットグループ)

上記6対象コミューンで研修を開始する時点において、米蒸留酒の製造を営んでいることが確認されており、本プロジェクトが普及する技術による品質向上が可能な製法を用いている全ての酒造農家及びこれらと取引関係が生じる農家

上位目標

プロジェクト対象地域の近隣において、伝統的な技法と市場ニーズを踏まえた農産物加工産業が振興する

プロジェクト目標

農村地域における伝統的技法と市場ニーズを踏まえた酒造産業が復興される

成果
  1. 伝統的技法と市場ニーズを踏まえた米蒸留酒が生産される
  2. プロジェクトの指導によって生産された米蒸留酒の品質が向上し、適切に管理される
  3. プロジェクトの指導によって生産された米蒸留酒が国内の市場で流通する
  4. 他地域への普及用マニュアルが作成される
参考資料(PDF)
  1. Project Design Matrix (PDM) (252KB)
  2. 活動実施体制 (149KB)
  3. プロジェクトに関する掲載記事等
     ①スラータケオ紹介文(3,058KB)
     ②JICAカンボジア ニュースレター第5号(620KB)
     ③カンボジア日本人会会報(4,022KB)
     ④東京中日新聞(2012年6月27日)(2,022KB)
     ⑤JICA歓!ボジアだより(1,165KB)
  4. 商品の広告
     ①Nyonyum(687KB)
     ②Chuga-pon(10,620KB)
     ③Kroma(2,181KB)