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公開セミナー・研究会

第14回オープンフォーラム「世界で活躍できるグローバル農学人材の育成に向けた大学の取組みの方向性―多様なキャリアパスの開拓に向けた現状と課題―」

報告日2013年10月30日
報告内容  文部科学省の後援を受け、10月29、30日、標記オープンフォーラムが野依記念学術交流館で開催されました。日本中でグルーバル人材育成の必要性が叫ばれていますが、では大学はどうやってその要請に応え、若い人材を育てていくのか、その現状と課題について議論しました。国内外で教育を受け、現在、国際研究機関(CIAT, ICRISAT)、国際行政機関(OIE)または国際協力関係の第一線で働いている日本人の方々から自らキャリアを築いてきた努力の跡を発表していただき、また、学部学生および修士院生の教育に先進的な取り組みを行っている鳥取大学、茨城大学それに名古屋大学から海外実地研修やインドネシアの大学とのダブルデグリー等の事例を発表していただきました。
 農学はもともと農業の現場の課題を研究し技術開発を行う実学であるのですが、現在はそのことがともすれば忘れ去られがちです。途上国の農業の現場に自らの足で立ち、農民と話す中で問題を把握し、その解決に何をどのように研究するかまた技術を適用するかを現場で考える教育、すなわちフィールド研究の中での人材育成が重要であること、現場全体を見通すことができるアグロノミストが求められていることも指摘されました。同時に、ストレートに大学に行かないでまず現場の問題に関わり、必要性を感じた上で大学に戻って勉強することもあるので、大学はそれに対してもっと開放的に教育の門を開くことが求められていることが分かりました。学部学生に対するチャンスの提供と院生に対する持続する支援が重要であることが共有されました。

総合討論発言集はこちらからご覧ください。(2014.05.26 UP)


総合討論発言集総合討論発言集


<フォーラムの様子>





内容 農学国際教育協力研究センター
第14回オープンフォーラム
『世界で活躍できるグローバル農学人材の育成に向けた大学の取組みの方向性―多様なキャリアパスの開拓に向けた現状と課題―』


※第14回オープンフォーラム専用サイトを開設しました。
プログラム、参加申込書など詳細はこちらをご覧ください。
URL:
http://iccae.agr.nagoya-u.ac.jp/events/201314of/14ofinfo2013.html


開催日時:
2013年10月29日(火)13:30〜18:00(受付開始 12:30)
                30日(水)9:00〜12:00(受付開始 8:30)

会場:
名古屋大学野依記念学術交流館
(名古屋市千種区不老町 Tel : 052-789-6121)

主催:名古屋大学農学国際教育協力研究センター

言語:日本語

参加費:無料

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 世界、特に途上国の農林水産業の現場には解決を待つ課題が山積みしています。たとえば、地球規模での気候変動に伴う降水量や農業用水の減少及び砂漠化などの環境条件の劣化に伴って持続的な農業生産が危機にさらされています。このような条件の中で農業を続け、人類の食料を確保していくには農業技術の革新が求められます。農業技術はもともと国の経済条件や農業生態条件に適応するものでなければならず、それに準じた革新が必要となりますが、そこに、実学を重視し、農業の現場に立って問題を解決してきた我が国の農学による世界への貢献の大きな可能性があります。すなわち、世界には我が国の研究者が活躍できる、また活躍が期待されている現場があるのです。しかし、実際に国際的な現場で研究に従事している日本人研究者の数は期待されているレベルより遙かに少なく、ここに我が国の若い研究者のグローバル人材としての育成が必要な理由があります。
 名古屋大学農学国際教育協力研究センターは、昨年度「農林水産研究分野で国際的に活躍できる日本人人材の育成に向けた我が国の取り組みの方向性」について提言を取りまとめました。その中で、学生に対する現場経験の機会の提供やフィールド研究の推進の重要性を指摘し、同時に、育成された人材が国際的に活躍できる機会や職務の提供の重要性も指摘しました。すなわち、育成した人材の受け皿としての多様なキャリアパスを開拓することが必要になってきます。
 本オープンフォーラムでは、グローバル人材の育成に取り組んでいる大学の経験を共有し、世界の中でキャリアを歩き始めている日本人研究者や実務者の経験を発表していただき、世界のグローバル化の中で、国際的なスケールで活躍できる人材の育成に向かう大学が取り組む課題やその方向性を議論したいと思います。

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【問い合わせ】
 〒464-8601 名古屋市千種区不老町
 名古屋大学農学国際教育協力研究センター
 e-Mail iccae★agr.nagoya-u.ac.jp ("★"を"@"に変換してください。)
 TEL : 052-789-4225(受付)FAX : 052-789-4222